マインドパペット日記

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「行きて帰りし物語」制作過程1

行きて帰りし物語

行きて帰りし物語


欲しいものがあるのなら
探し求めに行くがいい
邪魔な自分を切り捨てて
誰かを押しのけ傷付けながら
正邪の彼岸を行くがいい

探しものがあったなら
帰りは全てを拾うがいい
溺れる者に手を伸ばし
捨てた自分を拾い上げ
貴賎を問わずに愛でるがいい

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震災後、どうにも絵を描く気分になれなくて、ラクガキもほとんど描いてません。
描きたい事はいっぱいあるのに、なんだかまとまらなくて。
でも「まとまってから描かなくてもいいじゃん。どうせ時間かかるんだから、とりあえず描き出してみよう」と思って手を付けてみました。


「行きて帰りし物語」というのは、ファンタジーのひとつの類型で、「現実世界で希望を無くした主人公が、異世界に行って、現実に立ち向かう力を育んで帰って来る」という話のパターンです。「はてしない物語」や「ハリーポッター」なんかもこのタイプですよね。

俺はこの種の話が好きなんですが、それってファンタジーに限らないな、と思うんです。
人生には、歴史には「行き」と「帰り」がある。
「行き」は、冒険、成長、発展、現状打破、それに伴う痛みと破壊。
「帰り」は、回帰、回復、許し、受け入れ、それに伴う理解と納得。
「行き」は「破」の力が、「帰り」は「和」の力が必要なんだと思います。


例えば、戦後日本は、今まで「行き」だったんだと思うんですよ。
右肩上がりに成長し、発展する事が良しとされ、脱亜入欧を目指し、その為には多少の犠牲は仕方が無いとするマッチョな価値観。便利な生活の為、そしていつでも核兵器に転用出来るようにと、原発をたくさん作り、人々の安全を切り捨ててやって来た結果がこれです。

でもそれは、残念だけど仕方が無いと思うんです。
「みんなが豊かな生活を」「もう二度と外国に陵辱されないように」と、向上を目指した結果なんだから。

ただ、行ったら帰って来なくちゃですよね。ファンタジーの世界で、強くてカッコイイ勇者になって暴れたら、ちゃんと帰って来て弱い自分に向き合わなくちゃ。これからは、たいした資源も無く、天災だらけの、貧しく危険な国だって事を受け入れて、身の丈に合った生活をしなくちゃならないと思います。

そして自分の事を考えても、今までは「行き」だったなぁ、と思うのです。
故郷も家族も捨てて、人脈やスキルもすぐ切り捨てて、なんかもっと別なもの、何かもっと良いものを、と闇雲に探しあぐねて来たけれど、それはもういいんじゃないかなと……。

俺はここ数年で、色んな意味でガツガツしなくなった気がします。そういう自分を「もう若くないのか」とか「とうとう俺も丸くなっちまったのか」とか思って淋しくなる時もあるんだけど、よく考えれば、カッコつけて頑張る理由もあんまり無くて。あぁもうこれは「帰り」なのかな、と思ってるわけです。


で、「行き」をパペットにすると、これはドグマですね。
現状に飽き足らず、もっともっとと手を伸ばし、先へ先へと行こうとする力。
そして「帰り」は無節操なイエソドだろうなと。
良い悪いとか好きとか嫌いとか関係なく、帰りは拾う。何でも拾う。

そんな絵を描きたいなーと思っています。
あちこち手を付けて仕上げてないものもたくさんあるから、完成はいつになる事やら……
それでも少しずつ進めて行こうと思っているので、気長にお付き合い下さいませ。


テーマ:創作・オリジナル - ジャンル:アニメ・コミック

  1. 2011/06/04(土) 20:08:26|
  2. イラスト類
  3. | コメント:0
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