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マインドパペット日記

MIND PUPPET BLOG

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軽蔑は優越の作法

軽蔑は優越の作法

僕は決して怒らない
ただ遠くから哀れむだけ
僕は決してひけらかさない
ただ黙って見下すだけ

競わず 挑まず 争わず
穏やかに関わりを拒み
密やかに面子を守る
軽蔑は優越の作法

--------------------------------------------------

三郎を描く時は「整った顔で醜い表情」というのを意識します。
造りとしては綺麗な顔なんだろうけど、表情が歪んでて綺麗に見えないような。

三郎の属性に、優しさと冷たさの同居というものがあります。

ある意味三郎は、誰よりも優しい。
親切で気が利いて、スマートで押し付けがましくなく、さりげなく思いやりがある。
けれど同時に、誰よりも冷たい。
他人の表面のパペットしか相手にせず、その人の本質に無関心で、飽きたらポイ。

それは決して二面性ではなく、同時に存在する優しさと冷たさです。
思いやりがあるからこそ、深く踏み込まない。
無関心だからこそ、習慣としての親切を身につけているのです。

それと似た感じで、美しさと醜さの同居という性質もあります。

三郎は美しいものが好きで、自分も美しくありたいと思う。
だから美しくないもの、醜いものを見下す。
そして、醜いものを見下している時の三郎は、誰よりも醜い。

美しさにこだわるから醜くなる。醜いからこそ美しさにこだわる。
それらは別々の事ではなくて、同じ事。


軽蔑は優越を感じる為の手段だと思いますが、優越感の持ち方は人それぞれですよね。

例えばドグマは、他人と競い、蹴落とし、抜き出る事で優越感を感じる。
そして「俺はお前らより優れているんだ」と得意になる。
ブラァンなら、他の人のやらない事をしたがる。
競って勝つより、唯一の特別な存在であろうとする。
そして「オレはお前らとは違うんだ」と優越感を感じます。

だけど三郎の場合「自分はすごいんだぞ」というアピールをせず、代わりに相手を貶める事で優越感を感じる。「僕が特別優れているわけじゃないけれど、あなた達はあまりにも劣ってますね」という具合です。自分を高めようとするのではなく、他人を卑下するやり方です。

自分の価値観は表明せずに「こんな低レベルな人と付き合ってるヒマはありませんから」と逃げる。戦わずして勝った気になり、リスクを負わずにプライドを保つ。努力して強くなったり、芸を身につけるのは大変だけど、軽蔑は簡単に優越感を得られる。だだ他人を軽蔑するだけでいい。何の努力もしてくていい。だから成長しないし、何も生まない。

軽蔑というものは、とても醜い感情だと思います。
自分の中から醜さを排除し、他人に押し付け、自分だけは綺麗であろうとするからこそ、ますます醜くなる。三郎的には、あからさまに人に勝とうとしたり自慢するよりも、相手を軽蔑して関わらないようにする方が、上品で奥ゆかしいと思ってる。軽蔑は、スマートに自分のプライドを守る「作法」のつもりなんだと思います。でも、何かを軽蔑すればするほど、お前は醜くなるのだよ……


俺は子供の頃、母親によく「悔しい事があっても喧嘩しないで我慢しなさい。相手を馬鹿だと思って忘れなさい」と言われてました。それは確かに楽で安全な方法だけど、誰かを馬鹿にした分、誰かに馬鹿にされてると思うようになる。三郎が誰かを馬鹿にする分だけ、オロカが誰かに馬鹿にされてると感じるようになる。自分のプライドを守ろうとしてやった事が、巡り巡って自分のプライドを傷付けるようになる。人を呪わば穴ふたつ、ですよ。

この軽蔑地獄から脱する為には、楽して優越感を持とうとせず、まっとうに努力して頑張るしかないんでしょうね……タダで手に入るもんなんて、無いんだよ。




テーマ:創作・オリジナル - ジャンル:アニメ・コミック

  1. 2011/06/07(火) 14:56:54|
  2. イラスト類
  3. | コメント:5
<<和と破について | ホーム | 「行きて帰りし物語」制作過程1>>

コメント

とても魅力的な記事でした!!
また遊びにきます。
ありがとうございます!!
  1. 2011/09/24(土) 20:35:45 |
  2. URL |
  3. ビジネスマナー #-
  4. [ 編集 ]

自分反射地獄

ナスさん>

返信遅れましてこんばんは! コメントありがとうございます(^.^)/

> パペットごとに勝ち負けの基準、勝負するフィールドが違うんですね。

うんうん、それぞれの性分に合った場所ってあるんですよね。
俺は子供の頃、やたらと習い事をしてたんですが、習い事によって出るパペットが違ってました。水泳教室はエラー、そろばんはスペア、剣道はオロカ。学校では三郎で、家ではエイリアスで、遊び仲間の間ではブラァン……
それぞれのフィールドがあって、それぞれの勝負がある。あるパペットにとっては重大な意味を持つ事が、他のパペットにとってはどうでも良かったり。


> 三郎の、人を呪わば穴二つ…軽蔑地獄は、どのパペットにも言えそうですね。
> 誰かと競っているように見えて、自分という名の合わせ鏡の中にいる。

そう、誰かに嫌悪した分、自分に嫌悪するようになるし、誰かを否定した分、自分を否定するようになるのだと思います。
例えばマルセルは、非常識な人を嫌うけど、マルセルがそこで嫌った分、自分が非常識な事をした時の罪悪感になる。それはエラーの自責や暗示郎の過剰適応になって自分を苦しめる。
暗示郎が誰かを騙した分は、スペアが「誰かに騙されてるんじゃないか」って不安になるし、誰々丸が誰かを無視した分、ブラァンが誰かに無視されてると思ってイライラする。

あるパペットの嫌悪感や軽蔑が、他のパペットを苦しめる……って事ってあると思うんですよ。逆に言えば、あるパペットの苦しみは、別のパペットに原因があるんじゃないかと。結局、自分の苦しみは自分自身から出たものなんですよね。ホント、人を呪わば穴ふたつ(笑)。

でもね、だからって誰の事も憎まず恨まず、うっすら笑って全てを許す……なんてしようとしなくてもいいと思うんです。それはまた別な苦しみの元になると思うから。すでにある苦しみを減らす事は出来ないけれど、これ以上増やさない事は出来ると思います。そこにある苦しみ自体を否定しようとせずに、最小限の苦しみで生きて行けたらいいなと思ってます。


> 競う視点をずらして他のパペットに交代するまえに
> ねえ三郎、ソレ自分の尻尾だけど?って
> 言ってみるアプローチがとれないもんかなーと最近考えています。

それは俺の中では朽葉やイエソドの仕事ですねー。逃げようとする三郎を朽葉が「あんたの事でしょ?」とっつかまえる。イエソドが「どうなんだ?」と証拠を突きつけて追い詰める。しかし三郎も逃げ足早くてよく逃げられてます。一人どろじゅんw

でも、この「パペットを交代させない」って事は大事だと思うんですよ。これをやらないと問題がどんどんズレて行って、自分がバラバラになっちゃう。一貫性は無くてもいいから、ゲシュタルトは保っていたいなと思います。その為には朽葉やイエソドなんかの補食系パペットに頑張って貰いたいですねー。

そうそう、魔法使いとスカーの絵、とてもエロっちぃです……ザワザワする~
俺の中ではナスさんは最高の萌え絵描きだわw
  1. 2011/06/19(日) 19:53:02 |
  2. URL |
  3. 佐倉シノブ #muZXNVQg
  4. [ 編集 ]

変わらないもの

ラズリパイドさん>

こんばんは! コメントありがとうございますv


> アンジーやブラァンは、心底楽しそうに、純粋な表情で行動しても、 
> 三郎やマルーはどこかくすんだ目や表情だった。 
> その理由、佐倉さんの創意工夫だったんですね。 

うん、自然にそうなっちゃう部分もあるけど、少しは気を付けてる部分でもあります。アンジーやブラァンは、嘘ついたり悪さをしても、たいした裏は無い。所詮は小悪党と言うか(笑)。でもマルセルや三郎はもっと腹黒い。裏表のある性格です。だから少し含みのある邪悪な表情にしようと思ってます。


> ラミヤ

なるほど、「絶対に壊れないもの」ですか……。
シモーヌが破壊を好むのは、「壊れないもの」を探しているから。その「壊れないもの」がラミヤなんですね。

シモーヌの病理は、「今に生きてる」って事だと思います。過去に縛られない代わりに未来を信じる事も出来ない。シモーヌの世界は断片的で、連続性に欠けている。全ては変わりゆくものだし、いつかは壊れるもの。だから目の前にあるものしか認めない。「いつか」や「もしも」なんて存在しない。

シモーヌが迷う事なく反射的に動けるのは、未来に繋がる可能性を考慮しないから。でもその分、常に不安で怒りっぽいんですよね。
自分の中に「絶対に壊れない」ラミヤがいると感じられたら、少しは落ち着くのかもしれませんね。

興味深いお話をありがとうございました。
気が向いたらまた話しかけて下さいね!
  1. 2011/06/17(金) 19:02:30 |
  2. URL |
  3. 佐倉シノブ #muZXNVQg
  4. [ 編集 ]

No title

この記事で、パペットのイラストに全体的にあった違和感の招待が分かりました。
アンジーやブラァンは、心底楽しそうに、純粋な表情で行動しても、
三郎やマルーはどこかくすんだ目や表情だった。
その理由、佐倉さんの創意工夫だったんですね。

こちらではシモーヌのサブパペットにだいぶ形がつきました。
マルセルに似た背格好で、エラーより少し澄んだ青のロングウエービー。
ふわっとしたオーガニック系の素材のワンピースなんかを着て、
足元は蛇のラミア。
そのままラミアだと種族を示してしまうので、ラミヤと呼んで区別してます。
普通の足にもなるけど、そうなっても真っ青な鱗は消えないみたいです。

シモーヌにとってラミヤは、
鱗があるから、シモーヌに切り付けられてもなんとも無くて、
シモーヌの求める「絶対に壊れないもの」

ラミヤにとってシモーヌは、笑顔を忘れてしまった気の毒な人。
「だからその分私が笑う。」たとえ、傍から見て無理に笑ってるとしても、
ラミヤは本心から笑ってると勘違いしてるらしいです。
  1. 2011/06/09(木) 23:43:18 |
  2. URL |
  3. ラズリパイド #BbixmiNI
  4. [ 編集 ]

勝負メビウス

パペットごとに勝ち負けの基準、勝負するフィールドが違うんですね。
特定のパペットがしのぎを削りあう場所ってのが、それぞれどこかにありそうです。
職場、パーティ会場、何かのランキング…

三郎の、人を呪わば穴二つ…軽蔑地獄は、どのパペットにも言えそうですね。
誰かと競っているように見えて、自分という名の合わせ鏡の中にいる。
自分の尻尾を追いかけている。
まだまだもっとと追い求めた分、自分に返ってきて敗北する…
競う視点をずらして他のパペットに交代するまえに
ねえ三郎、ソレ自分の尻尾だけど?って
言ってみるアプローチがとれないもんかなーと最近考えています。
  1. 2011/06/08(水) 22:06:23 |
  2. URL |
  3. ナス #hnwmO75M
  4. [ 編集 ]

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